専門薬剤師教育委員会
①がん部会 ②感染制御部会 ③精神科部会 ④妊婦・授乳婦部会 ⑤HIV部会
【部会の目標】
⑤HIV部会 > ⑤-2.部会の目的と目標 | ||
・HIV 感染症に”興味”をもってもらおう ・HIV 感染症の“やりがい”を知ってもらおう ・HIV 感染症診療から学べる点を吸収して、日常業務に生かしてもらおう |
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HIV 感染症は今やすべての医療機関が日常診療において遭遇する可能性のある疾患であり、薬剤師は治療等についての基本的な知識を身につけて適切な診療を支援できるよう備えておく必要があります。なぜなら、現在ほとんどの HIV 感染症患者は適切な抗 HIV 薬を適切な指導のもとで継続することで疾患のコントロールを生涯に渡って良好に保つことが可能であり、薬剤師はその一端を担う重要な職種であると考えるからです。疾患の特殊性や頻繁なガイドラインの変更、新薬や合剤の相次ぐ発売など薬剤師にとっては手が出しにくい領域かもしれませんが、薬剤師が HIV 感染症診療を学ぶことは非常に有意義な点が多くあると考えています。日本病院薬剤師会が認定する HIV 感染症専門薬剤師の理念は、「HIV感染症治療における薬物療法に関する高度な知識、技術、倫理観を備え、患者の意思を尊重し、最適な治療に貢献することを理念とし、HIV 感染症に対する薬物療法を有効かつ安全に行うことを目的とする。」とされており、HIV 感染症に対する個々の薬剤の理解のみでは
なく、 ①個々の患者の状況にあった薬物療法を医療従事者及び患者に提案できること ②薬物相互作用や副作用を理解し、その解決方法を医療従事者及び患者に提案できること ③臨床試験を含めた最新の HIV 感染症治療等に関して国内外を問わず絶えず情報収集を行い医療従事者及び 患者への情報提供ができること ④患者との良好なコミュニケーションの構築 ⑤研究活動など、幅広い領域での活動が求められています。 このように、薬剤師は HIV 感染症の診療ならびに関連する合併症の管理において重要な役割を担うことができる職種だと考えています。HIV 診療に関わっている会員の皆様もそうでない方も、本部会の開催する講演会を通してその一端を学び、日常業務に役立つような情報提供ができれば幸いです。 |
《短期目標》 ・HIV 部会主催講演会への参加者数の増加 ・講演会の開催数の増加 ・認定・専門薬剤師を目指す薬剤師の育成 |
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《長期目標》 ・HIV 感染症患者に対して適切な薬物療法の提案ができる薬剤師の育成 ・HIV 部会として学会、論文投稿などを行い、HIV 診療全体の発展に寄与する ・全国の各ブロックと同程度の認定専門薬剤師数を目指す。 |