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活動報告

オンコロジー研究会へようこそ

平成22年10月26日

愛知県病院薬剤師会オンコロジー研究会代表 斎藤寛子

 近年、薬剤師に求められる知識、技術は日々拡大し、高度なものとなり、専門化しております。薬剤師の資質を高めるためと薬剤業務の水準を保つために、昨年度から日病薬ではがん薬物療法専門薬剤師を認定することを決定し、資格や認定基準についても明らかにしております。がん薬物療法専門薬剤師には多くの知識を要求されるとともに各施設で行われている疼痛コントロール、副作用対策、化学療法時での薬学的関わり方、注射薬の混注などを症例検討や試験で評価することになる予定です。

 当研究会では、共に学び、共に刺激しあいながら専門性を身につけ他の医療者や、患者さんの評価に耐える薬剤業務を確立していきたいと考えております。

第11回オンコロジー研究会分科会報告会

  • 日 時:平成23年8月6日(土) 15:30~
  • 場 所:ウインクあいち(愛知県産業労働センター) 9階 大会議室(902)
  •     愛知県名古屋市中村区名駅4-4-38 TEL:052-571-6131
  • 参加費:1000円(予定)
  • 単位: 愛知県病院薬剤師会 研修単位 1単位

掲載データの著作権及び使用責任

 掲載された全てのデータの著作権は愛知県病院薬剤師会に帰属します。掲載データの使用に関する制限はありませんが、使用結果につきましては、愛知県病院薬剤師会は一切の責任を負いかねますので、利用者が責任をもって使用してください。

 臨床研究に使用するのも自由ですが、発表の際は出典を明示してください。なお、これらの著作物を無断で転載することは固く禁じます。

プラクティス グループ

 がん化学療法や緩和医療といった領域に臨床で携わっていると多くの疑問や悩みを持つことと思います。Practice(実践)グループでは、疑問や悩みを共有・解決するべく、症例検討、現状調査、臨床の現場で役立つツールの作成など、日常の業務に役立つテーマを中心に活動を展開していきたいと考えています。

様々な施設の多くの先生方と気軽に意見交換できるオンコロジー領域での人的交流の場にもなっているPracticeグループで、臨床で活躍できる薬剤師を目指して施設を超えた仲間と一緒に学んでいきませんか。

トピックス グループ

 日頃、薬薬(地域)連携で悩んでいることはありませんか?

 近年、外来化学療法や在宅医療の推進、がん医療の均てん化を目標に抗がん剤の地域連携が進みつつあります。我々薬剤師に目を向けてみても、まだまだがん患者さんを中心とした薬薬連携が充実しているとは思えない現状にあります。病院薬剤師から保険薬局薬剤師へ、また保険薬局薬剤師から病院薬剤師への相互の情報提供があれば、今以上に治療や患者指導に役立つことは間違いないと思います。

 昨年度より、オンコロジー研究会では病院薬剤師と保険薬局薬剤師の「連携」をテーマに新たな分科会を立ち上げ、病院薬剤師13名、保険薬局薬剤師4名で活動を開始しました。グループは少人数ですがまとまりがあり、例会以外でもメーリングリストを利用し病院と保険薬局の情報交換を常に行っています。昨年度の活動内容としては、緩和医療における保険薬局の現状と意識調査を行いました。その結果を基に、病院薬剤師と保険薬局薬剤師がお互いの現状と問題点を話し合いながら、がん患者と地域連携を支援する「施設間情報提供ツール」の作成を行いました。今年度も引き続きツールの検討や作成したツールを試用したいと考えております。

興味のある方は、病院薬剤師、保険薬局薬剤師の垣根を越えて一薬剤師としてご参加していただければと思います(特に薬薬連携に興味のある保険薬局薬剤師の皆さん、参加歓迎いたします)。

皆さんと一緒に患者さんに一番近い薬剤師を目指しましょう。

リサーチ グループ

臨床研究に特化したグループとして、主にがん化学療法、支持療法、緩和の3領域におけるいくつかの臨床研究を進めていきたいと考えています。


例.
  • ①がん化学療法:抗がん剤のPK/PD
  • ②副作用:悪心・嘔吐の薬物療法-新規薬剤を踏まえて-
  • ③緩和:痛みの表現と鎮痛補助薬の効果 等


臨床での様々な疑問を調査研究します。
本年度は、悪心・嘔吐の薬物療法に関する研究を中心に進めていきたいと思います。


  • ①資格を持っている方
  • ②これから資格を取得したい方
  • ③自分をさらに高めたい方
  • ④多施設共同研究をまとめ、より多くの患者を救える情報を世に発信したい方

薬剤師主導の臨床研究をしてみませんか。実践で活かせる研究により、どれだけ多くの患者さんに貢献できるか“チャレンジしてみませんか?

愛知県内病院診療所におけるインターネット接続状況と
ホームページ開設に対するアンケート調査報告

(調査期間:平成13年10月20日~31日)


(内容の一部を第11回東海ブロック病院薬学研究会(三重、2002年2月17日)で発表しました。)

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1.各都道府県病薬HPとの比較

方法  全国の病薬HPにアクセスし、公開内容について調査し、愛病薬HPと比較した。

各都道府県病薬HPとの比較(1)

愛病薬 全国13病薬
一般用と会員用の区別 なし 10
会員用のパスワード制度 なし 9
病院薬剤師会の照会 あり 10
リンク集の有無 あり 10
リンク集のサイト数 83 1~240

各都道府県病薬HPとの比較(2) 勉強会案内の内容について

愛病薬 全国13病薬
日時 あり 9
会場 あり 8
住所・電話番号 あり 1
講演のタイトル あり 9
案内地図 あり 0

各都道府県病薬HPとの比較(3)

愛病薬 全国13病薬
求人情報の有無 なし 2
施設名の一覧 あり 3
モバイル対応 あり 1
業務資料の有無 あり 3
プレアボイド報告 なし 2
リスクマネージメント なし 1
まとめ 

愛病薬HPは全国の病薬HPと比較してほぼ標準的なコンテンツであった。
勉強会の案内に地図の掲載や、i-mode携帯端末からアクセスできるようにして利用しやすくした。

2.愛知県内病院診療所のインターネット接続状況

方法  愛知県内の病院診療所286施設を対象にアンケート調査を行った。

日常業務におけるインターネット利用目的(重複回答有)

回答数 337
利用しない 32
メールの送受信 65
日病薬のホームページ 45
厚生労働省のホームページ 81
文献検索 31
医薬品情報の検索・収集 71
その他 12

日常業務における検索先(重複回答有)

PubMed 16
医中誌 1
おくすり110番 1
スズケン 1
メルクマニュアル 1
JOIS 3
JAPIC 2
Mediline 5
NIH 2
Medipro 2
まとめ 

愛知県内各施設の薬剤部からの接続に比べ会員個人での使用率が多かった。
日常業務におけるインターネットの利用目的は、厚生労働省のHPへのアクセス、医薬品情報の検索・収集、メールの送受信が多かった。

3.愛病薬HPへの意見

方法  愛知県内の病院診療所286施設を対象にアンケート調査を行った。

愛病薬HPに望む情報(重複回答有)

回答数 561
情報の共有化 100
質疑応答 79
求人広告 47
相互作用 57
配合変化 63
治験 17
妊婦・授乳婦への投与 54
連載 9
医薬品情報 108
一般人へのアピール 16
その他 11

愛病薬HPに望む情報 医薬品情報として望む内容(複数回答有)

副作用 57
新薬 56
適応外使用 58
中毒 35
その他 21

愛病薬HPに望む情報 医薬品情報として望むその他の内容

臨床検査値の読み方 院内製剤
病院薬剤師の仕事 院内製剤
新薬採用の資料 研修会
一般の人からの質疑応答 院内製剤
愛知県としての情報 鑑別
勉強会の案内 回収。副作用の情報
人員配置の問題 リスクマネージメント
粉砕の可否 感染対策
新薬 服薬指導
評価をした情報 新薬の評価
最新情報

愛病薬HPへの要望

他のHPでは得られないような情報
実際の業務について問題点や解決法について施設間でやりとり
目的を明確にする・メンテナンスの体制。メーリングリストで気軽に情報交換
わからないときに不特定多数の会員と情報交換する
質疑応答コーナーの充実
保険査定の品目と理由を相互に有効活用
勉強会の日程をたくさん載せてほしい
リンクの充実
タイムリーな話題
病薬の年中行事
講演会・勉強会日程
情報の共有化や質疑応答ができれば中小施設に有用
最新情報をできるだけ早く
タイムリーな話題提供
継続するに無理のない内容ではじめて下さい
ここを見れば何とかなるという感じにして欲しい
リンクの充実
i-modeからのアクセス
施設の接続状況の問題をクリアしてほしい
自宅で見れるよう連絡が欲しい
勉強会の案内を入れて欲しい
更新を定期的にしてほしい
気軽に質問できるページがほしい
他病院の薬剤師との交流ができる場の提供
薬剤師一人の職場なので情報がほしい
いろいろ情報が知りたい
活動に期待している
新薬の評価をした情報
研修会の内容の報告
研修会の案内
メーカーへのリンク
勉強会の案内
愛病薬しか得られない情報
掲示板で薬剤師会の間で情報交換したい
更新を頻回(毎日)行って欲しい
市販薬の錠剤鑑別
愛知県内の情報を希望
情報はタイムリーに
インターネットを徐々に勉強中
掲示板を設けて情報交換したい
他の県のHPと一線を画すような独自性のあるもの
まとめ 

会員の要望を取り入れ、よりよいHP作成していく必要がある。