感染制御部会

感染制御部会の紹介

2014年より愛知県病院薬剤師会では、がん部会、感染制御部会、精神科部会、妊婦・授乳婦部会、HIV部会の5領域における専門薬剤師教育委員会を設立しました。感染領域では専門薬剤師教育委員会の下部組織として「愛知県病院薬剤師会感染制御部会」が発足しました。

現在、抗菌薬が効きにくい「薬剤耐性」(AMR:Antimicrobial Resistance)をもった細菌が世界的に増加しています。その原因として、抗菌薬の効かない風邪などのウイルス性の疾患にも抗菌薬が処方されている実態があります。いわゆる抗菌薬の“不適切な使用“に対し、感染制御に関わる薬剤師も積極的に啓発活動に参加していかなければいけません。薬剤耐性菌を出さないため、感染制御部会として取り組むべき内容を検討し、会員の皆様と共に実行していきたいと考えています。 感染症治療および感染対策領域に対し、会員の皆様に還元できるような活動を実施していきます。

  • 感染制御部会員名

       氏名 所属
    部会長 奥平 正美 安城更生病院
    副部会長 塩田 有史 愛知医科大学病院
    部員 天野 哲史 碧南市民病院
    部員 岩田 聡 大同病院
    部員 梅村 拓巳 公立陶生病院
    部員 加藤 善章 名古屋大学医学部附属病院
    部員 坂野 昌志 名古屋セントラル病院
    部員 和知野 千春 名古屋市立大学大学院医学研究科, 名古屋市立大学医学部附属東部医療センター
    8 名の部会委員で構成されています。
    お気軽にお声かけ、ご相談ください。
    ぜひご一緒に活動しましょう!

目的・長期・短期目標

目的

日本病院薬剤師会 感染制御専門・認定薬剤師“取得”支援

日本病院薬剤師会 感染制御専門・認定薬剤師“更新”支援

感染領域に“興味”を持っていただく

  • さらに詳しく

    日本病院薬剤師会が認定する感染制御専門薬剤師は、『感染制御に関する高度な知識、技術、実践能力により、感染制御を通じて患者が安心・安全で適切な治療を受けるために必要な環境の提供に貢献するとともに、感染症治療に関わる薬物療法の適切かつ安全な遂行に寄与することを目的とする。』との理念が掲げられています。それを遂行するためには感染症の基本を理解しておくことが必要であり、微生物検査および耐性菌情報と抗菌薬のPK/PD および TDM を組み合わせ、薬剤師ならではの薬学的介入を行うことで抗菌薬適正使用(Antimicrobial Stewardship)へ貢献していかなければなりません。感染制御部会は日本病院薬剤師会が認定する感染制御専門・認定薬剤師の資格取得/更新に対し、会員の皆様に有意義となる活動を心がけています。
    一方、特に若手薬剤師の先生方には“感染”とのかかわり方を理解いただくことで、感染領域へ興味を持っていただきたいと思います。病院薬剤師の活動が期待されている分野は多岐にわたります。その一つとして感染領域をご理解いただき、活躍いただける薬剤師が増加することを期待いたします。

長期目標

講演会開催回数の維持

専門・認定薬剤師数の増加

短期目標

感染制御部会主催講演会への参加者数増加

専門・認定薬剤師を目指す薬剤師の育成

感染領域に関心を持つ薬剤師の交流

事業計画

PDFダウンロードで事業計画をご覧いただけます。

2024年度事業予定

日病薬専門・認定資格取得者

日本病院薬剤師会 専門薬剤師・認定薬剤師制度ページ 参照

https://www.jshp.or.jp/certified/kansen.html
(外部サイトへ遷移します)

愛知県病院薬剤師会会員における感染制御専門・認定薬剤師の新規取得・更新状況

感染制御専門薬剤師 感染制御認定薬剤師
新 規 新規 更 新 更新 新 規 新規 更 新 更新
2012年度 1 0 6 0
2013年度 0 9 6 0
2014年度 2 2 9 6
2015年度 3 1 13 3
2016年度 0 1 1 1
2017年度 0 2 6 3
2018年度 1 5 10 3
2019年度 1 2 5 4
2020年度 1 3 1 7
2021年度 3 2 7 3
2022年度 3 1 4 3
2023年度 3 4 7 9
2024年度 - - 5 4
合 計 合計 18 32 80 46

2024年12月1日時点

その他(学会発表・TOPICS)

役立つサイト一覧

役立つサイトをご紹介します。

  • サイト一覧

    関連団体 サイトの説明
    AMR臨床リファレンスセンター
    http://amrcrc.ncgm.go.jp/index.html
    AMR対策を推進するため、薬剤耐性(AMR)アクションプランに基づく取り組み(臨床疫学事業、AMR対情報・教育支援事業、AMR対策の研究)を行っている組織です。
    ※AMR:Antimicrobial Resistance
    国立感染症研究所
    https://www.niid.go.jp/niid/ja/
    厚生労働省の施設機関で、業務の目的として感染症を制圧し、国民の保健医療の向上を図る予防医学、感染症に関する研究を先導的・独創的に行っている。
    日本感染症学会
    http://www.kansensho.or.jp/
    感染症および関連諸分野の学術研究、調査等を行い、感染症学を発展させ、感染症に関する情報・知識の発信・普及に務め、感染症の予防・対策の実行・診療を行う専門的人材育成を通して社会に貢献し、国民の健康増進に寄与することを目的とする組織。
    日本化学療法学会
    https://www.chemotherapy.or.jp/
    化学療法学に係る学理及びその応用に関連する事業を行うことにより、化学療法学の進歩、普及を図り、もって本邦における医療の発展、ひいては国民の健康増進に寄与することを目的とする組織。
    日本環境感染学会
    http://www.kankyokansen.org/
    医療関連感染及び環境感染に関する研究の進歩・発展・普及、会員相互の連絡と親睦並びに国際的交流を図り、感染制御の質と安全を向上させることにより、国民の健康増進に寄与することを目的とする組織。
    日本TDM学会
    https://jstdm.jp/index.html
    TDM(Therapeutic Drug Monitoring)に関する学理及びその応用についての研究発表、知識・技術の交換、会員相互及び内外の関連学協会等との連携協力を行うことにより、TDMの進歩及び普及を図り、もって科学技術の発展と医療・社会に貢献することを目的とする組織。